ペンチングナイフの選び方・使い方
ペンチングナイフ選びのチェックポイント
画筆に比べてペンチングナイフの歴史は新しく、18世紀後半に登場したのではと推測されています。
依頼、多くの画家の手を経て、現在のような弾力と豊富な形状が生み出されてきました。
ところで、ペンチングナイフの弾力の度合いや形状等は使う人のお好み次第とはいえ、基本的なチェックポイントがあります。
依頼、多くの画家の手を経て、現在のような弾力と豊富な形状が生み出されてきました。
ところで、ペンチングナイフの弾力の度合いや形状等は使う人のお好み次第とはいえ、基本的なチェックポイントがあります。
ブレード(刃部)から首の丸い部分まで一体の金属で作られていること。
ペチング配布は絵の具をキャンバス面に押し付けるときの強い力に耐えうるだけの強度な構造が必要です。その点、ブレードと首部を接続したものより、一本の金属から鍛造したほうが上部で微妙なタッチが伝わります。
弾力(しなり)が自然なこと。
ハンドルを持ち、平らな面にブレードをあてて軽く押さえつけ、湾曲させてみると、ブレードが自然なカーブを描くのがベスト。「く」の字に曲がるものは正確なタッチを伝えることが出来ません。
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基本的なストローク
ペンチグナイフは基本的にブレード(刃部)の先端、エッジ、フラットな部分を使用して線や面の表現をします。
先端を使って絵の具を押さえつけるように使います。
フラットな面を利用して平面に塗り、少し力をいれて表面を削り、キャンバス地を出します。
平面に塗り、先端で引っかいて特殊な効果を出します。
先端を使用して絵の具を置きます。
エッジを利用して線を引きます。
フラットな面をやや傾けて、塗り重ねを繰り返します。
形状による使い分け
ペンチングナイフにはブレード(刃部)が長く細い物、広く短いもの、菱形のものなどいろいろな形があり、それぞれにメリットを持っています。
柳葉の形状はストロークを繰り返し表現するのに適しています。
先端の丸い大きな形状は、大きな弧を描くのに適しています。
菱形は力がいれやすく、最も使いやすい形状で、面塗りや線塗りに適しています。
角丸の小さなブレードは部分的に色を置いたり細部の表現に適しています。
ブレードの長い形状は線の表現がしやすく、草、木など質感を出すのに適しています。
ブレードの大きなものは面塗りや、砂・小石などを絵具と混ぜて使用するテクスチャー作りに適しています。