ハンドピースのメンテナンス

ハンドピースをきれいにしておくことで、道具が長持ちするだけでなく、いつでもベストなコンディションで作業することができます。

ハンドピースの洗浄方法

絵の具を変更するとき、使い終わったハンドピースはすぐに洗浄しましょう。絵の具が固まって使用できなくなることがあります。専用のクリーニングキットを活用いただけます。

ハンドピース内に残っている絵の具を出す
まずエアーを吹いてハンドピース内に残っている絵の具を完全に吐き出します。

カップの中もきれいに
ハンドピースのカップに水を入れ、クリーニングブラシNo.2で掃除します。これを何度か繰り返します。

クリーニング液を通す
次にクリーニング専用のクリーナーをカップに入れて空吹きします。

再度水ですすぐ
再び水を入れて吹き、ハンドピースの中が完全に綺麗になったことを確認します。

ハンドピースの分解洗浄方法

使い終わったら分解してハンドピースの内部まできれいにする必要があります。それほど難しくありませんが、小さな部品が多いのでなくさないように慎重に取り扱いましょう。

軸を外してニードルを抜く
ハンドピースの後ろの軸を外しニードルを抜きます。ニードル止めネジを外し、ニードルをまっすぐ後ろに抜きます。ニードルの先端は破損しやすいので慎重に扱って下さい。

先端部をつけ置き洗い
先端のニードルカバーとエアーキャップを外して専用のクリーナー液につけておきます。

ノズルもつけ置き洗い
汚れがひどい場合はノズルも洗いましょう。付属のノズルスパナでハンドピースのノズルを外します。取り外したノズルも専用のクリーナー液につけておきます。

ノズルの穴も洗う
次にクリーナー液をつけたワイヤーブラシをノズルの穴に差し込み、洗浄します。


ニードルをきれいにする
クリーニング液をつけたウエスなどでニードルもクリーニングします。

小さな部品もブラシ洗い
つけ置きしていたニードルカバー、エアーキャップ、ノズルをクリーニングブラシで洗います。

カップ取り外しタイプの場合
カップ取付部の塗料溜りもぶらしで掃除しましょう。

元通りに組み立てる
パーツ乾燥後、元通りに組み立てます。まずノズルを回して付け、ノズルレンチで軽く締めます。強く締めすぎるとノズルが破損します。


先端部を元に戻す
先端部にエアーキャップ、ニードルカバーをつけます。

ニードルを差し込む
ニードルを差し込みます。このときに先端部をぶつけないよう、慎重に扱ってください。

ニードルを固定する
ニードル止めネジを締め、最後に軸をかぶせます。

最後に空吹きをして確認
水を入れて空吹き洗浄をします。内部に絵の具が残っていなければ完了です。